月別アーカイブ: 2016年2月

本の帯とその他あれこれと、帯だと思っていたもの

本好きの人の間では好き嫌いが分かれる「帯」について、僕は「気に入ったものは残して、そうではないものは捨てる」というスタンスです。

コミックや文庫本に付いている帯は、紙質も安っぽいし、「〇〇万部突破」とかなんとか煽り文句がデカデカと書いてあるだけで、表紙のデザインを全然意識していないものが多いという印象であまり好きではないし、特に気に入るものでなければ捨てていることもよくあります。

ただ、ハードカバーの単行本の帯については、帯を付けた状態と外した状態でふた通りの表紙が楽しめるような、趣向を凝らしたようなものも多かったり、推薦文やキャッチコピーにグッとくるものもあるので、そういったものは残しています。

古本を買うと、帯を2つ折りにして後ろのほうに挟み込んである、ということがたまにあります。本を読むときに帯が邪魔なのでそうしているのだと思うのですが、折り曲げてもいいと思うくらいの帯なら捨ててしまっても構わない、というのが僕の考えです。

同じく古本の話で、帯の有無を気になさる方がいますが、あれは帯が好きというよりも、帯を残しているかどうかが本の状態の良し悪しを判断する材料になる(帯が残っていれば、それだけ大切に保管されていたと思われる)、という面もあるんじゃないかと思っています。

それから、コミックを買うと新刊案内の冊子が入っていることが多いですが、あれこそ読むときに邪魔になるので真っ先に捨ててしまっています。アンケートはがきとなんかは、そのコミックのキャラクターがあしらってあるなど凝った作りになっているものが時々あるので、そういうものは残しています。

 

 

ところで最近、ホームページのトップの画像を変えたのですが、その写真を撮影するときに、見栄えをよくするために帯の付いているものは外して撮影することにしました。そこで初めて気づいたことがあるのですが、この本の帯。

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クラフト・エヴィング商會の「ないもの、あります」。下半分の白いところは帯だとずっと思っていたのですが、いざ外そうとしたところ…。

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実は帯ではなく、一枚の紙を折り返した状態だったのです。

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広げて裏返すとこんな感じ。

ずいぶん前から所持していたものの、今まで帯を外そうとしたことがなかったので、気づくのに何年もかかりましたが、なかなか面白い仕掛けだなと思います。それに、本の内容も遊び心にあふれたものなので、このデザインがぴったりと合っている。技ありな一冊でした。

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2/28出店のお知らせ

以前にもお知らせしましたが、2月28日(日)、PEANUTS RECORDSさんの13周年(!)記念イベントに出店させていただきます。

 

PEANUTS RECORDSさんのブログに詳細がアップされているので、こちらにも転記させていただきます。

 

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13

at PEANUTS RECORDS
2月28日(日)15~20時(営業は12時よりやってます)
charge : FREE

LIVE
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野田ちか子
旦那さんの機材を勝手に使い録音をはじめた、「製作から販売まで」をモットーに活動する熊本在住のDIY宅録主婦。2015年にファーストアルバム「幻燈小品」を発表。CAT POWERやTARA JANE O’NEILなどに通じる90’Sアシッドフォークに和歌や民謡などの要素をミックスした新種のサイケデリックポップ。自作曲「逢いたいあの子は遠くへ行った」の映像で熊本市現代美術館のアートパレード展で、審査員特別賞(八谷和彦賞)を受賞。
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Spirit Floor
熊本在住の男女3人編成アコースティックグループ。2015年6月結成。

DJ
TAKAMOTO(高本商店)、YAMAMOTO(this is pop) and more.

SHOP
Carrot Rope Bookstore
仕事や生き方を考える本、旅や自然の本、装丁やブックデザインについての本など、店主が集めた古本と、オリジナルの雑貨を販売するオンラインショップ。

column88 records
惜しまれながら店舗営業を終了した石頭地蔵・芥川氏のレコードショップ。実験音楽、フリージャズ、ポストパンクなど一癖も二癖もあるセレクト。

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といった感じです。

当日は、音楽好きの方々に楽しんでいただける本をチョイスして持って行こうかと思います。

お近くにお住まいの方は是非、PEANUTSさんでお会いしましょう!

「#私を構成する9枚」選んでみました

Twitterなどで話題のハッシュタグ「#私を構成する9枚」。ちょっと乗り遅れましたが、面白そうなので僕も選んでみました。

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こんな感じになりました。左上から選出理由を。

①THE STONE ROSES「THE STONE ROSES」

これを9枚の中に入れている方はとても多いと思いますし、改めて語ることも特にないですが、いつ聴いても掛け値なしに良い作品だと思います。10年後、20年後聴いてもやっぱりいい作品に違いない、そう確信できる作品です。個人的にはリアルタイムでローゼズを知ったのはセカンドが出てからしばらくしてからで、ジョン・スクワイアが脱退して、メンバーが入れ替わったりゴタゴタ続きで空中分解してしまった感じで、あまり良い思い出はありません。それでもやっぱりこのファーストは輝いてる(セカンドも良いけど)。

 

②PAVEMENT「BRIGHTEN THE CORNERS」

新しい方法論とか革新的なアイデアとか、そういう派手なものを掲げず、どこにでもあるものを使って、個性的で真似のできない作品を作る、というのが個人的にはとても好きで、PAVEMENTというバンドはまさしくそれを体現していると思っています。ファンの中でも好きな作品は分かれるでしょうが、僕は曲数がコンパクトにまとまったものが好きなので、選ぶならこれか、「Terror Twilight」です。2枚組でボーナストラックが死ぬほど入ったスペシャルエディションみたいなのが今出てますが、あれって元の作品の原型を破壊してしまうので、好きじゃないです。

 

③Joan of Arc「The Gap」

初期〜中期のJOAが本当に好きで、お気に入りの曲は今もよく聴きます。マイク・キンセラのソロOwenやAmerican Footballも大好きだけど、やっぱりJOAが一番。

 

 

④The Dismemberment Plan「Emergency & I」

ワシントンDCのバンド。Fugaziなんかに代表されるDCハードコアやエモと、XTCのようなひねくれたポップ感覚をくっつけた、ちょっと変てこな音楽性を持っていて、それがとても好きでした。

 

⑤鈴木慶一「MOTHER2 オリジナル・サウンドトラック」

「MOTHER2」というゲームについては語りつくせないほどの魅力があるのですが、鈴木慶一さんの手掛ける音楽も本当に最高です。サントラには入っていないんですが、最初の名前を決めるところの音楽がすごい好きで、その画面のまま進めずにずっと音楽を聴いたりしてました。

 

⑥Polaris「Home」

本当はフィッシュマンズの「空中キャンプ」を選ぼうと思ったんですが、気分的にこっちがしっくり来たので。「光と影」とか「季節」とか、長尺の曲が本当に気持ちよくて、何度もリピートしてしまいます。

 

⑦Squarepusher「FEED ME WIRED THINGS」

スクエアプッシャーについてはそんなに熱心なファンじゃないんですが、当時こういう音楽にはじめて出会ったので作品として印象深くて、久しぶりに聴きなおしてみたらやっぱりカッコよかった。音楽ももちろんなんですが、このジャケットとか、タイトルとかがカッコいいんです。次に出る「HARD NORMAL DADDY」とかもそう。

 

 

⑧BATTLES「MIRRORED」

「Atlas」を初めて聴いた時は、この調子外れで間抜けなんだけど妙にカッコイイ曲は何なんだと思ったんですが、聴いていくうちにじわりじわりとハマっていき、今じゃすっかり中毒です。

 

 

⑨DO MAKE SAY THINK「Goodbye Enemy Airship The Landlord Is Dead」

Broken Social Sceneのメンバーが在籍しているカナダのインストロックバンド。インストゥルメンタルロックって一時期よく聴いていたものの、今聴き返すとどれも似たり寄ったりだなと感じることも多いんですが(笑)、このバンドは別格です。この長いタイトルがいかにもポストロックって感じでいいですよね(笑)。

 

半分くらいはすっと決まったんですが、残り半分は何度も入れ替えを繰り返してしまいました。ジャケットが並んでいる画像を作るっていうのがあるので、内容だけじゃなくてジャケットが良い作品を選びたくなってしまいますね。次は本を選んでみようかな。